シド全曲レビュー(その8)
すみません。
また死んでました。
ご存じのコロナ禍や、マオの不調など、シドから遠ざかる日々が過ぎるにつれこのブログの存在も忘れていました。
先日Twitterのフォロワーの方から更新待ってますと言っていただき、せっかくなのでまた頑張って書いてみます!
今回はB面を集めたアルバム「Side B complete collection ~e.B~」と、メジャーデビュー以降のシングル達「モノクロのキス」「2℃目の彼女」「嘘」を書きます。
▶︎Side B complete collection ~e.B~
シド初のB面を集めたアルバム。
シドはシングルの表題ではないB面に神曲がありすぎるので、これを作ったのは必然だと思っています。
また、このアルバムに新規収録された曲がもはや後のシドのライブ定番曲にすらなっています。
今更ですが、B面が何を指すのかもはや今の若い人ってピンとこないのでは…?
※10曲目以外は全て触れてるので飛ばします。
01. Re:Dreamer 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
02. 僕、ディナー 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
03. dummy 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
04. 青いレンガ 作詞 マオ / 作曲 Shinji
05. life 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
06. ハナビラ 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
07. プロポーズ 作詞 マオ / 作曲 Shinji
08. 小さな幸せ 作詞 マオ / 作曲 ゆうや
09. 敬礼ボウイ 作詞 マオ / 作曲 Shinji
10. 眩暈 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
さあ次の曲、片手で目を覆うマオが見えたらそう、
「めま〜い!」
シドのライブ終盤、暴れ曲と言ったらこれ。
B面集めただけのアルバムは出さない。新曲入れるなら神曲しか入れない。
そんなお約束なのか?と思ってしまう。(今後も似たような事象が発生します)
シドには珍しくデスボのコールができる曲です。(どれくらいの人がやっているかは分かりませんが私はデスボ一択です)
イントロから折りたたみ〜ジャンプからの引っ張り逆ダイとかなりテンションの上がる構成。
明希様のゴリゴリのベースが光る最高の曲でもあり、ラストのギターはやり切った感で私まで清々しくなります笑
重低音の静と動で会場のボルテージを最高潮まで持っていく曲はシドのようなバリエーション豊かな曲を持つバンドでもあまりない曲の一つだと思います。
かなりの定番曲ですが、やはりテンションの上がるまさに神曲です。
▶︎モノクロのキス
メジャーデビューシングル。
黒執事のオープニングタイアップもあり、シドの代名詞ソング。高校生の私は徐々に「シド」というと「あー知ってるよ!」と言われるようになり、それはそれは感激しました。
アニメタイアップってすごい!!と心躍った記憶があります。
01. モノクロのキス 作詞 マオ / 作曲 Shinji
対バン(特にイベント的なもの)で歌われる確率が高く、言葉を選ばずに嫌な言い方をすると後の嘘とパンピ受け1位を争うシドの代名詞ソング。
あまりにも歌われすぎてしまった+ライブでのノリが微妙なこともあり実をいうとライブではあまり歌われてもテンションが上がらない曲ではあります。
ただ、やはりメジャーデビューとして相応しいシドらしい曲だったなと今でも振り返ります。
ラストの
「優しくて熱くて卑怯なキスで♪」
のキスの部分があまりにも高く、こんなキーの曲をメジャー1発目にしてしまうシドに感服。
ちなみに後のインタビューで明希は、メジャーデビュー曲がshinjiの曲に決まった(そしてその後もずっと自分の曲がなかなか採用されない)ことに、激しいストレスを感じてかなり思い悩んでいたそうです。
天才的な作曲者が何人もいると直面するバンドとしてはうれしい問題ですが、ちょうどメジャー行ってからゆうやの才能が表に出たこともあり、かなり辛い時期だったんだなと明希ギャとしては少し辛くなります。
どうでもいい話ですがこの曲のPV撮影場所、ブリグリのThere will be there -愛のある場所-と全く同じです笑
02. season 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
10周年でほぼ全曲をやるツアーでも聴けなかった幻の曲。
このあとどこかでやったんだっけか……。
私としてはこの曲の雰囲気はplayを彷彿とさせる、シドの楽曲一覧にスパイスを添えてくれる感じの良い曲だなと思っています。
相変わらずマオの得意分野、切なく悲しい恋の歌です。
▶︎2℃目の彼女
01. 2℃目の彼女 作詞 マオ / 作曲 Shinji
PVがめちゃくちゃかっこよくて大好きでした。
曲調的にはモノクロのキスよりこの曲の方が好きです。個人的に、メジャーいってからもこういう甘酸っぱい系の曲出してくれるんだなと嬉しい気持ちになった記憶があります。
幸せな気持ちにしてくれる冬のラブソングですね。
サビはバンギャ的には当時手バンでは、、と思いはしましたが、今となってはワイパー楽しくて好きです。
02. 泣き出した女と虚無感 作詞 マオ / 作曲 御恵明希
この曲、2℃目よりライブに頻出だと思います。
ミドルテンポで中盤にいい味を出す曲だからかもしれないですね。
マオにしては珍しく、男目線男口調の歌詞で、逆にちょっと恥ずかしかったと当時のインタビューで言っていたのを覚えています。
確かに聴く側としてもちょっと新鮮で、ちょっと気恥ずかしい感じがしました。
歌詞を見返しましたが、なんというか、、、やっぱりマオの得意分野でまともな男女関係ではないですね。
▶︎嘘
01. 嘘 作詞 マオ / 作曲 ゆうや
シドの代名詞ソング、個人的には1位の曲だと思います。
ハガレンタイアップで、シドで最も売れた曲ではないでしょうか。
モノクロのキスと並んでパンピ受け1位ソングだと思います。
いい曲なんですよ。いい曲なんですが、あまりにも聞きすぎてのやつです。
私と同じ現象が起きてるシドギャ、結構いると思うんですよね。。
どんどんシドの知名度が上がり、好きなバンドに有名になって欲しい私はウハウハでした。
確かテレビ番組にもよく出るようになり、心なしか緊張でいつものように歌えないマオをテレビの前で固唾を飲んで見守っていました笑
ここからゆうやの才能が爆発していきますね。
02. 日傘 作詞 マオ / 作曲 Shinji
こちら、B面神曲のやつです。
ハナビラばりに感激したB面シリーズでした。っぱシドはこれよ!!!!!!!と強く思い、表題曲の何倍も聴きました。私にとってはこの曲がシングル曲ぐらいの勢いです。
お得意の昭和歌謡風。
失恋の未練をじめじめと感じて、周りの眩しさや幸せを日傘で隠して、日陰でいいから寄り道でいいからと失った人を思う曲、、、、キツい、、、。
ライブではラストの「それでもいい」を死ぬほど辛そうに歌いながら崩れ落ちることが多く、こちらも感情移入してしまいます。
ファンに人気な曲でもあり、ライブでも比較的採用されやすい気がしています。また聴きたいな、、、
さて、次回は個人的に引くほど思い出の詰まった5thアルバム「hikari」について書きます。