バンギャのメモ帳

自分のためのメモです

シド全曲レビュー(その6)

今回はシングル4枚一気に行きます。

「smile」「夏恋」「蜜指〜ミツユビ〜」「涙の温度」の4枚。

猛スピードで売れていく時期ですね。

シングルだけでもよりどりみどり感がすごく、シドのバラエティ豊かさを感じます。

ちなみに表題曲は蜜指以外とてもV系とは思えませんね。。

 

 

▶︎「smile」

1.smile

正直、当時の私としては「やたら明るい曲出たな……」ぐらいで、そこまで超!お気に入り!と言う感じではありませんでした。

ただ、PVが良い!後にも先にもこんなに可愛いPVはなかなかないですね。

個人的には明希が魔裟斗すぎてちょっとどうしたって感じですが、やはり可愛い。

マオが激痩せして心配したのもこの頃でした。

今となっては様々なノリ方ができるこの曲はライブにもってこいで、大好きになりました!

これまでの私のレビューを読むとわかりますが、シドにはこういう、時間をかけてライブで好きになっていく曲が多いです。どのバンドもそういうものなんでしょうか?

 

2.ハナビラ

THE 神曲

当時表題曲がフツーと感じた私にとっては、このカップリングが表題曲だと思ったぐらい、神曲です。

シドが得意とする懐かしい曲調。

曲を通じて季節がめぐり、二人は別々の道へ……。

1曲の曲を聴いているだけなのに、頭の中でめぐる季節と変わっていくカップルを描けてしまう。曲と歌詞のパワー。

本人達もこの曲の持つパワーを当然理解しているので、比較的ライブの定番曲になっています。時には最後の一曲になることも。

しょっちゅうセトリに入ってくるから飽きてもおかしくないのに、飽きない。アップテンポでもなく、バラードなのに、飽きない。流石神曲

発売当時の「サクラサク」のツアーでは、日比谷野外大音楽堂でこの曲を聴いて、私は今でもあの時のドラマチックなハナビラが忘れられません。

 

 

▶︎「夏恋」

1.夏恋

「君にめまい 微炭酸Peach

 

 

 

正気か。

 

 

流石の私でも出だしを聴いた時耳を疑いました。

どういうこと!?え、ここまでぶっ飛ぶんだ!!

でも元々ポップ好きの私、実は拒否反応には辿りつきませんでした。

実際当時のファンで、夏恋が出た時に我慢ならずサヨナラを告げた方はどのくらいいるんでしょうか。

これまでも散々ジャブを打ってきた彼らなので、実はこれが決め手になるような段階ではもう無かったのでは?と思っています。

びっくりする歌詞で、びっくりするほどポップな曲ですが、びっくりするほど良い曲ですよね!

突拍子もない曲がやがてライブの定番曲になり、今も色褪せず演奏され、みんながめちゃくちゃに盛り上がっていることにとてもグッときてしまう的なことを最近のインタビューか何かでshinjiが言っていました。めちゃくちゃわかる。

いつからかライブでは、アウトロのドラムのキメと一緒に高くジャンプして、マオの「もう1回!もう1回!」で二回目のキメもジャンプするのが定番になってますね。

ここ数年ではBメロを謎に歌わせてくる傾向もあります。あれは完全に悪ノリ。(楽しい)

私は期待に応えたいファンなので、マオの「ジャンプ!」のタイミングで全力でジャンプできるよう、マオのタイミングに合わせて体力を温存しているタイプです。

 

2.プロポーズ

第2の妄想日記が出た。

当時はそう思いました。

実際はこの後、妄想日記2が出ちゃうという展開なのですが……。

なぜかここ数年のファンが喜ぶ定番暴れ曲、みたいな位置づけなのですが、このテンションでお察しの通り実は個人的にはあまり楽しめない一曲です。

単純にうまくノれないだけなんですが…。

この曲のノリポイントを是非好きな方に教えていただきたい!

 

 

▶︎蜜指〜ミツユビ〜

1.蜜指〜ミツユビ〜

個人的にはアリバイの位置付けと似ています。

曲の展開が楽しく、マオの口めちゃまわるな!!って感じですね。(語彙)

ライブのノリも楽しくて、V系ライブだからこそできる手の動きをたくさん取り入れたフリがたまらないですね。

あまり頻繁にくる曲ではないので、余計にセトリに入った時は盛り上がります。

ただ一つ言いたいのは、ジャケットがなぜメンバーなのか。

謎に蛍光灯を持った4人がキメ顔で写ってるのですが、なんだかオシャレさがなくて、顔を推さなくても‥…曲がいいんだから……って思ってしまうのは捻くれ者ですかね。

 

2.小さな幸せ

昭和歌謡。青いレンガと並ぶぐらいド級昭和歌謡です。

シドからは「忘れんなよ」とばかりに定期的にこのテイストの曲が提供されますね。

これがきても「えっ」ってならないのがシドのすごいところ。

 

 

▶︎涙の温度

1.涙の温度

「天才」マオが、「努力」のマオになった曲。

それまで、「練習なんてしない」と言う、側からみれば天才に見えるマオが、実は人一倍努力していて、それをファンに見せてくれる、ある意味「本当のマオ」が明かされた時期がこの曲の発売時期でした。

というか、この曲がそれを伝えています。

このあたりから、マオは徐々に私たちに自分を見せてくれるようになり、人間味がぐっと増します。

当時はこの曲の雰囲気と突然の方向転換にちょっとついていくのがやっと、という感じもありましたが、今となっては、この方向転換があったからこそ、シドを、マオをもっと好きになれたのかな、と思います。

 

2.敬礼ボウイ

またもや気が狂ったように全然違うテイストの曲を持ってくるシド。

「play」でいう、parkからのliveの、逆バージョンですね。

これも当時はノリ難‥‥と思いましたが、今となっては楽しい曲。己の成長に乾杯。

赤紙シャッフォーなどを彷彿とさせますね。

 

 

曲の思い入れによってコメントが違うのは、そういう人間だからです。