シド 全曲レビュー(その1)
1.吉開学17歳(無職)
酷いタイトルですね。
タイトルのみならず歌詞もとんでもない歌詞です。放送コードに完全に引っかかるため、WOWOWで放送された際はピー音だらけで、もはやそれならカットした別の曲を放送しろよ、と思ったり…。
私は結成当時を知りませんが、これをやってた頃のシドギャのみなさんは、後に「夏☆恋人たちをダイタンに♪」なんてマオが歌い出すなんて微塵も思ってなかったのではないでしょうか。
箱、ホール問わずたまに演奏され、よくアンコールの急遽追加にも選ばれたりする印象があります。
ヘドバンもあり、逆ダイもあり、何も考えずに楽しめますが、好きになった当時の私(14歳)にはどう楽しんだらいいかさっぱりわからず、正直楽しめるようになったのはここ6〜7年くらいです。
皆がレア曲に狂喜乱舞する中、同じ気持ちになれないことがなんとなく切なかった思い出があります。
破茶滅茶な曲なので、普段はあまり聴きません(笑)
2.循環
言わずと知れたメンバーコールからの「シド で〜〜〜循環!(敬礼)」のライブ定番曲。
メンバーコールが省略されることも多々ありましたが、最近はマオの意思なのか追加してくれていることが多く感じます。
かなりの頻度でやってくれますが、それでも飽きずに楽しめる凄いパワーを持つ曲だと思います。
明希様のメンコに物凄い熱量を使ってしまうのは30を手前にしても変わらず、自分のいい意味での成長のなさに最近びっくりしています。
そして循環のメンコといえば、マオのリクエストですね。
ただ名前を呼ばせるのではなく、「マオ、にゃん でお願いします!」と呼び方を指定したり、「保健室の先生風で…」「せーんぱいっ☆みたいに…」など、ニュアンスの指定をしてきたり。
結構気持ち悪いリクエストが多いのですが、そこに「キモ〜!」とかいいつつ全力で答えるのが醍醐味です。
個人的に一番面白くてもう一度やりたいのはサクラサクの日比谷野外大音楽堂でやらされた『ザ・ヴィジュアル系、十字を切りながらマオコール』です。
いつか本人に手紙を書いてみようか。
曲よりメンバーコールの話が長くなりましたが、曲も本当に最高です。
手拍子、その場でぐるぐる、左右交互に咲く、手扇子、ヘドバン(手バン)など、フリがふんだんに盛り込まれていて、ライブで聴くのが何より楽しい一曲。
こんな楽しい曲を1st MDの段階から作っていたと思うと改めてシドの天才さを思い知らされます。
3.青
昭和歌謡のシド の一曲。シングルver.とアルバムver.があります。私の手元にモノがないこともあり、圧倒的にアカペラから始まるアルバムverの方が個人的に馴染みがあります。
ライブでも比較的アカペラ始まりが多く、マオの歌声の素晴らしさに圧倒されます。
憐哀の収録曲全般に言えることですが、完全なる昭和歌謡テイストなのにかっこよく聞こえることが本当にすごい。
14歳の私も(元々昭和歌謡テイストが好きなのもありますが)気に入っていつも聞いていました。
間奏のベースとギターも切なくて、なんとなく「ザ・シド !」という雰囲気を勝手に感じています。
4.私は雨
これについても、私はアルバムverしか主に聴いていません。(ファン失格ですね笑)
どこからどう聴いても昭和歌謡。
いつか福岡遠征で聴きたいな、と思い続けて10年以上経ちました(笑)
初めて聴いたのは、当時デンジャークルーが行なっていたYahooか何かのランダム再生サービスでした。
デンジャークルー所属アーティストの曲をランダムで聴けるもので、とばせないので知らないアーティストも聴かないとシドにたどり着けないというなかなかの鬼畜仕様でしたがあれはなんだったのでしょう。私だけですかあれを使ったことがあるのは?
私も覚えがあるという人がいたらすごく嬉しいです。
ともかく、それで初めて聴いた時あまりにも演歌チック過ぎて雷が落ちたような衝撃を受けました。
でも嫌いになれない……むしろ好き……そんな自分にも驚いた一曲でした。
5.ノイロヲゼパァティー
ルットゥットゥルトゥットゥットゥトゥルトゥートゥートゥー♪
ここの明希が永遠に好きです。
わかってるのに好きすぎてしゃがみこんでしまうくらい好きです。
すごく変な曲なのに、すごく良い曲。アップテンポでもないのになんだか盛り上がる変な曲。
シドの序盤からのセンスが詰まってると思います。
あまりライブでは聴けない印象なので、きたときはやっぱり嬉しいですね。
次は憐哀の収録曲を書いていきます。